相模補給廠から出された "Force Provider"コンテナの第二陣は、予想通り10月6日にコンテナ船APL KOREAで運び出された。
6日朝10時前、APL KOREAは本牧D突堤のAPL専用埠頭に停泊していた。コンテナの積みこみの最中だったが、埠頭や船内のどこにも、あの特徴ある基地パッケージ・コンテナは見当たらなかった。
東京湾全体をおおう霧にもかかわらず、D突堤入り口から超望遠で捉えた積荷の中に、基地パッケージ・コンテナが写っていた。うがった見方をすれば、一週間前の搬出の時の撮影ポイントの横浜港シンボルタワーからは絶対見えない位置に積みこまれていた。
この船の積荷は、シンガポールで積み替えてアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに10月25日につく。もしクウェートまで運ぶなら、ペルシャ湾内の回航船で運ぶことも可能だ。当面の行き先としては、一週間前にAPL SINGAPOREで運び出された第一弾同様、UAEがもっとも有力だと考える。
今回のAPL KOREAによる搬出で、相模補給廠に保管されていた基地パッケージは全部送り出された、と見ていいだろう。送り先は、湾岸の親米国AEUがもっとも有力だ。
(RIMPEACE編集部)