米軍再編の中で相模補給廠に作られる

戦闘指揮訓練センターのアウトライン−2


ハブとスポークに分類された戦闘指揮訓練センター。

PEO STRIの 訓練システムのRFP、補充文書(Attachment 7)に上掲の表が載っている。ハブをトップとした 規模別の一覧表もある。

相模補給廠に作られる予定の戦闘指揮訓練センターは、ハワイのスコーフィールド基地の訓練センターをハブとする小さなスポークと なっている。"Camp Sagami" のほかに、韓国では戦闘シミュレーションセンターをハブとし、中規模スポークの訓練センターもキャンプ・ ハンフリーに建設予定だ。
戦闘指揮訓練センターは、以前は予備役部隊の戦闘指揮官クラスのトレーニング施設だったが、トランスフォーメーションの中で「現役 部隊にも予備役部隊にも電子的なトレーニングを提供する」(2007 ARMY MODERNIZATION PLAN)と位置づけられ、米国内外の部隊の訓練 施設として整備が進められている。
米軍再編に関する日米合意の中で、唐突に相模補給廠内に(米軍の費用で)戦闘指揮訓練センターを作る、とされたのも、米軍全体の 部隊の流動化にともなう新しい訓練体系の必要性から出てきた、と思われる。

相模補給廠の訓練センターで業者が活動を開始するのは、下表のように2010年10月と米軍は予定している。この数字は昨16日までは補充 文書(Attachment 7)に記載されていたのだが、なぜか17日にはブロックされた。

(RIMPEACE編集部)


2009年9月以降に契約実施予定の新訓練センターの一覧。イタリアでは2013会計年度に予定されている


'2008-6-17|HOME|