相模総合補給廠に消火訓練施設建設の動きが有ることが分かった。
6月13日午後、相模原の記者クラブでこの件で記者会見した。(会見内容は以下の要旨の通り)
消火訓練がすでに実施されている米軍基地の実態調査のため、5月28日沖縄・宜野湾市の伊波洋一市長を訪ねた。そして普天間基地で行われている消火訓練の内容や問題点、市の対応などを聞いてきた。
尚、この問題は6月議会の一般質問(6月25日午後を予定)で取り上げ、市の対応を問い質す。
(写真は普天間基地での訓練の様子)
記者会見内容要旨
相模総合補給廠に“Fire Training Facility”消防訓練施設を建設
米軍のFBOの入札情報に
昨年の軍用犬訓練施設に続きあらたな訓練施設の建設
1 FBO DAILY ISSUE OF MAY 16, 2003 FBO #0533に -- Construct Fire
Training Facility at Sagami General Depot 相模総合補給廠消防訓練施設の建設という入札情報が掲載されていた。
補給廠に新たに消火訓練施設をつくるというものだ。
2 相模総合補給廠は訓練基地ではない。補給・保管基地である。しかし昨年、新たに軍用犬訓練施設が建設された。
3 2000年夏、補給廠ではメディクス2000という野戦病院の展開訓練が大規模に行われた。
昨2002年には、これまで沖縄で行われていた「ハブサクセン」(燃料訓練)が補給廠で行われた。補給廠に備蓄されている内陸部石油輸送システムの展開訓練だった。
4 以上のように、補給廠で行う外部からの部隊を入れての訓練と、基地内に訓練施設の建設を行う訓練センター化が進んでいるのではないか。
5 基地の返還を求める相模原市として、こうした訓練施設の建設は認めるべきではない。そのために、訓練施設の建設に断固反対の姿勢と具体的な行動を起こすべきである。
6 今回のFire Training Facility の内容を探るために、沖縄の宜野湾市を訪ね普天間基地での Fire Training の状況を調べてきた。
普天間基地では 午前5時頃からこのFire Training Facilityを使っての訓練が行われており、舞い上がる黒煙や悪臭に住民からの抗議が沢山寄せられている。
7 相模総合補給廠のような住宅密集地の中でFire Training などを行うことは暴挙といわざるをえない。
相模原市議会議員 金子豊貴男