Force Provider とは(ガーディアン紙記事より)


Force Provider  ワンセットにまとめられた基地 (2002.5.1 ガーディアン紙)

米陸軍は軍事作戦がより効率よく遂行されるために、お仕着せ基地セット”Force Provider” を設計した。この基地セットの利点は、出来合いのパッケージなので誰でもどこでも組み立てられることだ。専門の部隊の手を借りるまでも無く、一般の契約者が組み立てられるのだ。

”Force Provider” は、兵站部門での一般市民動員計画の中で中核の位置付けをされる。一セット500万ドルのセットでもって、550人の兵士が気持ちよく生活することが出来る。セットには衛星テレビ受像機から、祈祷所、シャワー、選択室、フルサイズのキッチンが含まれ、温度管理されたテントに収まるようになっている。テントは零下25度から49度までの外気温に対応できる。全部組み立てると10エーカーになるこのセットは約10日で組み立てられ、組み立ておよび維持に必用なスタッフは50人だ。

湾岸戦争を戦った兵士たちが、戦場での生活環境に不満を訴えたことをきっかけに、この基地セットがマサチューセッツ州の米陸軍の Natick Labs で設計された。設計にあたっては、すでに存在していた米空軍のキットのアイディアを借用した。現在では27の基地セットが世界各地に保管されていて、命令によりいつでも積み出しが可能だ。

(以下略) 以下の写真は関連するサイトにあったもの。テントの中(The Defense Technical Information Center のページより)、トイレット、キッチンのセット(Microphorのページより)






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