相模補給廠は、軽歩兵師団の武器を保管


相模補給廠の貯蔵品のひとつ、鉄条網


在日米陸軍のページの中に、相模補給廠の第35補給支援大隊も紹介されている。この大隊が管理している物資は

  1. 陸軍戦時備蓄第4セット
  2. 移動病院セット(500床×4セット)
  3. 内陸部石油輸送システム(パイプライン全長250マイル、コンテナ1300個に収納)
  4. 98,000食の携行食
  5. 架橋資財21セット
  6. 3億ドル分の資財
  7. 14隻の船に積んである陸軍戦時備蓄第3セット

また、保管場所の面積は

  1. 700万平方フィートの野積場
  2. 200万平方フィートの屋内保管場
  3. 29万平方フィートの医療物資用の防湿倉庫

となっている。

相模補給廠に保管されている戦時備蓄セットの内訳は

  1. 携行食糧
  2. テント、衣服、防護服
  3. 油脂類
  4. 鉄条網、材木、砂袋
  5. 車両、工具、武器
  6. 一般医療備品
  7. 車両・通信機器・武器の部品

となっている。


在日米軍全体について記述したページの中には、在日米軍は、軽歩兵師団の戦闘を支援する武器を保管している、とかかれている。ハワイの第25軽歩兵師団がこの対象となる師団だ。軽歩兵師団は戦車や榴弾砲などの重装備は持たないが、装甲車両や迫撃砲など比較的軽量な車両・武器を持って、スピーディーに展開することが使命だ。相模補給廠に保管されている武器は、第25軽歩兵師団が使用することが前提のものだ。相模補給廠に低湿倉庫が新設されたときに、小銃など少量の武器の保管が明らかになった。しかし、今回の記述を見ると、武器の部品まであるので、保管されている武器はそんな少量のものではなさそうだ。

'2001-7-17|HOME|