相模補給廠に訓練支援センター建設へ @

 

米連邦政府の仕事の受注に機会均等を保障するFBO(Federal Business Opportunities)のページに、 訓練支援センター建設の予告が載っていた。
場所は相模補給廠内、広さは1240平米、コンクリート・パイルの基礎とコンクリートの床、鉄骨構造、側面と屋根は金属製、倉庫、 トレーニングの教室、管理室を含む。建築仕上げ、冷暖房空調設備、配管、防火装置と火災警報装置、電気・通信システムを含む。
応募企業からの提案受付は09年11月20日まで。この建設プロジェクトの費用は5億から10億円。
以上が、新施設建設のRFP(Reqest for Proposal)の概要だ。

この訓練支援施設の建設は、2009年2月に開催された 陸軍工兵軍団太平洋師団の会議資料に 計画として出ていた。
2010会計年度の軍事建設計画の中に、"Sagami Depot" と "Okinawa" の "Training Support Center" が出ている。
09年4月2日の起工式を目指して2月には建設準備が進んでいた戦闘指揮訓練センターとは、建設時期も建築の規模も全く違う。
"Training"と"Center"は共通しているが、"Training Support Center"と"Battle Command Training Center"(BCTC)は全くの別もの だ。

訓練支援センター建設工事にノミネートしている企業は、今のところ五洋建設、大林組、東急建設などだ。東急建設に決まったBCTC 建設工事の時に手を上げた企業と重なっている。

BCTCとは別物として、それではこの訓練支援センターとは何をする施設なのだろうか。フィットネストレーニングの支援施設で、出来 上がってみたら体育館だった、ということにはならない。
この新施設で行われるトレーニングは、兵士一人ひとりのスキルを高めるための訓練と見られる。すでに存在する訓練支援センターの機能 を、次稿で探ってみよう。

(RIMPEACE編集部)



2009-11-12|HOME|