相模原市、キャンプ座間のヘリ騒音に強く要請

5月23日夜、キャンプ座間周辺の住宅地域に、ヘリの爆音が響いた。沖縄国際大学に普天間基地のヘリが墜落したことを始めとして、米軍ヘリの事故の多さは、基地周辺住民にとっては「苦渋の常識」となっている。

これまでに例の無い件数の苦情が相模原市役所にも寄せられた。これらの苦情を背景に、相模原市長が翌24日にキャンプ座間司令官と横浜防衛施設局長に強い要請を行った。行政が使う用語としては「要請」だが、これは明らかに「強い抗議」だ。米軍、防衛施設庁の両者は、住民の怒りに基づく、この市長の「抗議」に真摯に対応すべきだ。

(金子ときお・相模原市議)


キャンプ座間でのヘリコプター飛行訓練に関する要請

昨日5月23日(月)、キャンプ座間に隣接する市内新磯地域を中心とする住民から、米軍ヘリコプターの飛行に伴う騒音への苦情が21件、市に寄せられた。特に、このうち14件は18時以降の夜間に受付けている。この件数は、1日で市に寄せられたヘリコプター騒音苦情としては、前例のない大きな数字であり、いかに異常な事態であったかということを示すものである。

これまでも本市は、市米軍基地返還促進等市民協議会とともに、ヘリコプターの飛行活動について、「18時から翌朝8時までの間、緊急やむを得ない場合を除き、活動を禁止すること」と再三にわたって要請しているところであるが、一向に改善されず、しかも昨日の事態が生じたことは、誠に遺憾である。

ここ数年、ヘリコプターの騒音苦情は急増しており、昨年度には52件もの苦情が寄せられ、そのほとんどがキャンプ座間での飛行活動に関する苦情であった。また、市民から在日米海軍のヘリコプターがキャンプ座間で訓練を行っているとの指摘があるなど、その実態が明らかにされていない。

さらに、キャンプ座間への米陸軍第一軍団司令部等の移転が実施されるようなことがあれば、ますますヘリコプター騒音が拡大することが懸念される。

このようなことから、かねてから申し入れたキャンプ座間における飛行訓練等に関する説明会を開催するなどして、その飛行実態を明らかにするとともに、今回のように周辺住民に激しい騒音、振動による苦痛や墜落の不安を与えるような低空・旋回飛行訓練及び夜間訓練を一切行わないよう、改めて強く要請する。

平成17年5月24日

 

在日米陸軍司令官

エルバート・N・パーキンズ少将 殿

            相模原市長  小 川 勇 夫




キャンプ座間でのヘリコプター飛行訓練に関する要請

昨日5月23日(月)、キャンプ座間に隣接する市内新磯地域を中心とする住民から、米軍ヘリコプターの飛行に伴う騒音への苦情が21件、市に寄せられた。特に、このうち14件は18時以降の夜間に受付けている。この件数は、1日で市に寄せられたヘリコプター騒音苦情としては、前例のない大きな数字であり、いかに異常な事態であったかということを示すものである。

これまでも本市は、市米軍基地返還促進等市民協議会とともに、ヘリコプターの飛行活動について、「18時から翌朝8時までの間、緊急やむを得ない場合を除き、活動を禁止すること」と再三にわたって要請しているところであるが、一向に改善されず、しかも昨日の事態が生じたことは、誠に遺憾である。

ここ数年、ヘリコプターの騒音苦情は急増しており、昨年度には52件もの苦情が寄せられ、そのほとんどがキャンプ座間での飛行活動に関する苦情であった。また、市民から在日米海軍のヘリコプターがキャンプ座間で訓練を行っているとの指摘があるなど、その実態が明らかにされていない。

さらに、キャンプ座間への米陸軍第一軍団司令部等の移転が実施されるようなことがあれば、ますますヘリコプター騒音が拡大することが懸念される。

このようなことから、かねてから申し入れたキャンプ座間における飛行訓練等に関する説明会を開催するなどして、その飛行実態を明らかにするとともに、今回のように周辺住民に激しい騒音、振動による苦痛や墜落の不安を与えるような低空・旋回飛行訓練及び夜間訓練を一切行わないよう、米側に強く申し入れるよう要請する。

平成17年5月24日

 

横浜防衛施設局長 枡 田 一 彦 殿

            相模原市長  小 川 勇 夫