米軍再編の中間報告に関する、防衛施設庁の事前説明と、それに対する市長のコメントを以下に掲載する。
地元の絶対反対の声を聞きもせず、日米両政府で勝手にキャンプ座間移駐を決めて
も、市民や自治体は受け入れることはできない。
ラムズフェルド国防長官の「歓迎されないところには行きたくない」の原則はどう
なったのか。永い永い反対運動になるだろう。
地元は、市民は、基地の強化を絶対に認めない。(金子ときお・相模原市議)
防衛施設庁による、米軍再編の「中間報告」に関する
地元への事前説明について
(平.17.10.28 相模原市)10
月28日(金)、午後1時30分〜午後2時20分、高見澤將林 横浜防衛施設局長が来庁し、加山俊夫相模原市助役(市長職務代理者)ほかが説明を受けました。聞き取りの内容は、概ね次のとおり。
高見澤局長の説明
日米で合意し、「中間報告」に盛り込まれる概ねの内容
(相模原市関係)は、次のとおり。○ キャンプ座間
<米軍関係>
<自衛隊関係>
・ 国際平和協力活動及び災害、テロ、ゲリラなど緊急事態に対応するため、陸上自衛隊の中央即応集団司令部を設置する。
慎重に調整していく。
○ 相模総合補給廠
<自衛隊関係>
ことはある。
<市の返還要望関係>
地元の返還要望については、防衛施設庁としても十分認識し、米側と協議しているが、なかなか難しい。
@ 野積み場
・ 一部を防災拠点として活用することで米側と協議中
・ 西側又は北側の一部を公園等で地元が活用できるよう協議中。なお、有事には米軍が使う。
A 小田急多摩線の市内乗り入れ、旧県道の復活要望に対して
至ってない。引き続き協議していく。
B 既に合同委員会のテーブルに載っている北側道路は、米側との対立点はなく、鋭意進めていく。
○ 厚木基地
(運用は、岩国の新滑走路完成目標の平成
(厚木基地は、自衛隊、米軍合わせて現行
○ 今後の日程
10
月29日、2プラス2で「中間報告」を合意10
月31日 「中間報告」を持参して、改めて市に説明その後、自治体の意見を聴きながら、最終報告をまとめたい。なお、「中間報告」が、最終ではない。
○ 市道新戸相武台関係
・ 本日
(28日)付け、一部新聞報道の「市道閉鎖」などありえない。・ 地元の立場は十分理解しており、拡幅は早く対処したい。
・ ただし、米側が求めているテロ対策の安全条件をどうクリアするか、今後の調整となる。
加山助役の発言
・ かねてより、再三にわたって的確な情報提供と、地元意向の反映を強く訴えてきたが、
2プラス2の前日まで事前説明がなされなかったことは、極めて遺憾である。求めてきた市民の感情を逆撫でするものである。特に、補給廠への自衛隊移駐などは、降って沸いた話しである。
・ これでは、「負担の軽減」どころか、基地強化、負担強化にほかならない。到底容認出来ない。
・
以 上
渉外課
平成 17年10月30日相 模 原 市 記 者 発 表 資 料 |
在日米軍再編に関する小川勇夫相模原市長のコメント
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日に横浜防衛施設局長から事前説明を受け、また、先ほど『中間報告』の内容に接し、相模原市内の基地に関わる項目を確認したが、○ 相模原市にとって、何一つ良い話しは無い。「地元負担の軽減」どころか、負担の強化、基地の恒久化以外の何ものでもない。全く受け入れられない。
○ キャンプ座間への新司令部移転、相模総合補給廠への自衛隊移駐など、到底容認することは出来ない。
○ 相模総合補給廠の返還は、数十年も前から要望し続けている。昨日、今日の話しではない。地元の切実な願いを無視して、なぜ、市街地の真ん中に広大な米軍基地がいつまでも居座っているのか。
○ また、市道新戸相武台のトンネル拡幅等も、再三申し入れ続けているが一向に前へ出ない。政府の対応には、誠意というものが感じられない。怠慢と言わざるを得ない。
○ しかも、今度は地元の頭越しに、補給廠への自衛隊移駐だという。
相模原市は、旧軍時代から
○ このような、強引で一方的なやり方には、納得できない。「2
1万人もの署名を重く受け止める」とのことだったが、これが重く受け止めた結果なのか。市民は、理解も協力もしないだろう。政府として責任ある説明をしてもらいたい。
○ 『中間報告』は、あくまでも中間的なものであって、最終的な決定ではないと認識している。これからは、市民、国民に目を向け、対等な対米交渉を粘り強くやってもらうよう、関係自治体と連携して政府に強く求めて行く。
'2005-10-31|HOME|