24本で10ドル以下、基地内のビールの値段判明




 
課税するかしないかで、外務省と大蔵省がもめている基地祭での米兵のビール販売だが、この問題が表面化した後の、各基地の売値は、税金も考慮しましたと言わんばかりに、缶ビール1本が200円(1.5ドル)となっていた。(7月初め、嘉手納、座間など)沖縄の友人が、嘉手納基地のPX(基地内売店)でのビールの値段を調べてくれた。24本1ケースで、ミラービールの瓶が10ドル(日本円の場合135円、これは変動しうる)、缶の場合はもう少し安くて9ドルくらい、ということだ。缶ビール1本が日本円で50円ちょっと、ということになる。売値が仕入れ値の4倍とはなんともすごい商売ではないか。これで税金をポケットに入れてしまえば、濡れ手に粟ならぬ「濡れ手に泡」だ。こんなうまい商売ならば、日米友好などという「たてまえ」はどこかに吹っ飛んでしまい、収益増に血眼になるのも分かるような気がする。確かに日本のビールの税金は高いけれど、それにしてもこんなに差があるとはね....。
 なお、ミラーは米兵にとって一番人気のビールだそうだ。そういえば、嘉手納のカーニバルで「アメリカ直輸入のビール」と言って、軍の補給部隊のコンテナから直接グラス売りしていたのもミラービールだった。バドワイザーなど、他のメーカーのビールもほぼ同じ値段。この値段は、少なくとも在日米軍基地のPXでは共通のはずだ。


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