21日から佐世保に寄港していた米海軍の原子力空母J・C・ステニスが、随伴して入港した駆逐艦ハワード(DDG-83)、高速戦闘補給艦レイニア(T−AOE−7)とともに25日朝出港した。
今回の入港でもさまざまな支援業務が民間会社との契約で行われた。
なかでも2年前の8月に入港した同型の原子力空母リンカーンのときと違って、今回は沖合いに停泊した空母と上陸場を結ぶフェリーの運航が目立って増えていた。
佐世保港に航路権を持つフェリー会社4社との契約がうまく行ったということだろう。そのため、上陸できた乗組員の前回と比較にならないほど多かった。
乗組員の「休養・保養」場所は長崎県内のほか、佐賀県、福岡県、大分県、熊本県にも広がったが、そのツァーを準備したのは前回同様、大手旅行代理店の「日本旅行」で、米軍基地の中にツァーデスクを設け、チャーターしたバスを運行した。
そのほかにもごみ・し尿処理、生鮮食料品、給水など多岐に渡る民間契約が確認された。
なお、このほかにも航空機のスペアー・パーツと思われるものが民間輸送業者のトラックを使い、福岡空港経由で事前に搬入されていた。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)