台風が過ぎた後、佐世保港に変わった船が入港した。
10月1日早朝入港した米海軍のケーブル敷設船 ZEUS(T-ARC-7) は米海軍が運用している同じタイプではただ1隻の船で、海底ケーブルの敷設、点検、補修を任務とし、1984年に所要の改装を施した上、MSCに配備されている。
米軍は基地を結ぶ通信回線として衛星通信、地上波(無線)通信のほか、光ファイバーケーブルによる通信回線を維持しているが、佐世保では米海軍佐世保基地から日本の陸上自衛隊相浦駐屯地の敷地を通って光ファーバーケーブルが海底へと伸び、東シナ海を沖縄まで続いている。
今回の入港は、この通信ラインの点検あるいは補修ではないかと思われる。
10月5日現在はまだ、基地内の岸壁に停泊している。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)