MDで日本海展開のカーティス・ウイルバー、佐世保に寄港


10月16日に佐世保基地に入港したイージス駆逐艦カーティス・ウイルバー。9月末に横須賀を出港して日本海に進出していた

16日午前10時30分、駆逐艦カーチス・ウイルバー(DDG-54)が米海軍佐世保基地の立神岸壁に接岸した。

同艦は今月11日新潟港に入港した巡洋艦レイク・エリー(CG-70)とともに日本海で初めてのMD(ミサイル防衛)のために展開していた。

母港である横須賀港でイージスシステムをMD用に更新した後初めての航海となった今回の日本海展開は、システムの運用環境を調査・実験することが目的だったと思われるところから、一応のテストを終え、休養のため入港したものと思われる。
佐世保港が日本海でのMDの展開拠点になることも危惧される。

このほか佐世保港には沖縄から弾薬補給艦シャスタが14日から停泊している。
シャスタは沖縄・天願でミサイルや砲弾と思われる貨物を積み込んだ後、佐世保港に入港したもの。
13日から停泊している燃料補給艦ユーコンとともにイラクに補給のため向かうものと思われる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


赤崎岸壁に接岸している燃料補給艦ユーコン(04.10.16 撮影)


佐世保港39番錨地に姿を見せた弾薬補給艦シャスタ(04.10.14 撮影)


'2004-10-18|HOME|