16日午前10時30分、駆逐艦カーチス・ウイルバー(DDG-54)が米海軍佐世保基地の立神岸壁に接岸した。
同艦は今月11日新潟港に入港した巡洋艦レイク・エリー(CG-70)とともに日本海で初めてのMD(ミサイル防衛)のために展開していた。
母港である横須賀港でイージスシステムをMD用に更新した後初めての航海となった今回の日本海展開は、システムの運用環境を調査・実験することが目的だったと思われるところから、一応のテストを終え、休養のため入港したものと思われる。
佐世保港が日本海でのMDの展開拠点になることも危惧される。
このほか佐世保港には沖縄から弾薬補給艦シャスタが14日から停泊している。
シャスタは沖縄・天願でミサイルや砲弾と思われる貨物を積み込んだ後、佐世保港に入港したもの。
13日から停泊している燃料補給艦ユーコンとともにイラクに補給のため向かうものと思われる。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)