日米の補給艦が並ぶ佐世保基地


左奥から海上自衛隊の補給艦「はまな」、中央に「おうみ」、右にシャスタ。 「おうみ」の大きさが比較できる(05.6.3 撮影)

佐世保には米海軍基地とともに海上自衛隊の基地がある。 海上自衛隊は「専守防衛」というコンセプトからこれまで大型の補給艦は保有していなかった。しかし今年3月、海上自衛隊佐世保基地に配備された「ましゅう」クラスの総合補給艦「おうみ」は13000トンを超す海上自衛隊最大の艦船である。

 今回たまたま米海軍の弾薬補給艦「シャスタ」、海上自衛隊「とわだ」クラスの総合補給艦「はまな」と並んで停泊したが、その大きさがよく比較できる。

 「はまな」はアフガニスタンやイラク攻撃を繰り返している米軍を支援するためにインド洋やペルシャ湾にたびたび出港していたが、2万トンを超える米海軍の補給艦に燃料などを補給する作戦にはさらに大型の補給艦が求められていた。
これで海上自衛隊も「専守防衛」という枠を超え、米軍の戦闘支援をスムーズに行えるということだろう。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


2005-6-4|HOME