高速輸送船、佐世保に緊急入港


米海軍基地立神2号岸壁に接岸したウエストパック・エクスプレス


後部デッキには心配そうに眺める海兵隊員らしい数人が見える。(10.13 撮影)

10月13日朝、米海兵隊が長期チャーターしている高速輸送船「ウエストパック・エクスプレス」が米海軍基地の立神2号岸壁に接岸しているのが確認された。

これまでも同船は佐世保港に入港したことがあるが、いずれも休養(待機)あるいは燃料補給が目的であったので、沖合いに停泊するか燃料補給施設がある赤崎岸壁に接岸していた。 今回入港した立神岸壁は艦船修理部(SRF)の施設もあるところから、何らかの修理あるい機関の調整のためと思われる。

ウエストパック・エクスプレスは海兵隊の迅速(高速)移動作戦に適した搭載能力を持っているところから、これまでも沖縄、横浜、韓国、グアムなど西太平洋各地を走り回っていたが、あまりの酷使に耐え切れなくなったとも考えられる。

同船には沖縄の海兵隊に混じって韓国軍のマークをつけた兵士も乗っていたところから、韓国軍との何らかの訓練に出かける途中であったと思われる。

なお、同船は12日には横浜・ノースドックに入港予定であったところから、沖縄(金武湾)から向かう途中に何らかのトラブルを起こしたのだろう。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


'2005-10-15|HOME|