補給艦が集中した佐世保基地


赤崎岸壁に停泊した戦闘補給艦ナイアガラ・フォールズ(11月17日撮影)


赤崎岸壁に接岸した燃料補給艦ウォルターSディール(11月14日撮影)

日本周辺で行われている日米海軍の共同訓練「ANNUALEX 17G」に関連して佐世保港には日米両海軍の補給艦が頻繁に姿を見せている。

燃料補給艦ウォルターSディール、弾薬補給艦フリントが相次いで姿を見せたほか、第7艦隊のニュース(デジタル版)には名前が掲載されていないが、戦闘補給艦ナイアガラ・フォールズ、弾薬補給艦シャスタも入港した。海上自衛隊では新型の総合補給艦「おうみ」が佐世保を母港としている関係で頻繁に出入りしている。
また、空母の随伴艦である駆逐艦カーティス・ウイルバーも一時寄港した。

空母艦隊が日本海にいるのであれ太平洋にいるのであれ、またアジア戦域での米軍再編の進展如何にかかわらず、洋上の艦船への補給の拠点として佐世保基地が利用されているということなのだろう。

原子力空母の横須賀配備は艦隊運用がこれまでのアジア中心の作戦行動から全地球規模的運用への転換を目指すものと思われる。
その場合、佐世保基地の補給支援作業も大きく転換することが想定される。

米軍の戦争への協力が一層市民に覆いかぶさってくるようだ。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


'2005-11-19|HOME|