揚陸艦トートゥガ、佐世保に交代配備


 交代配備のため、3月31日に佐世保に入港したトートゥガ(LSD 46)


米海軍の岸壁に並んだトートゥガ(左)とフォート・マッケンリー(右)。鏡に映したように同じ型だ(4月1日撮影)

ドック型揚陸艦TORTUGA(トートゥガ LSD-46)が3月31日、同型の揚陸艦フォート・マッケンリーと交代するために入港した。

フォート・マッケンリーは1995年10月から米海軍佐世保基地に配備されていたが、艦船の更新プログラムにしたがって米本国バージニア州・リトルクリーク海軍基地に配備されているトートゥガと交代することになった。

佐世保基地の揚陸艦隊は沖縄・ホワイトビーチ基地に司令部を置くARG−1(第1水陸両用群)の指揮下にあって、1992年10月から第11揚陸艦隊を編成していた。
最初の旗艦となった強襲揚陸艦はベローウッド(LHA-3)は、それまで母港としていたカリフォルニア州・ロングビーチ基地が米本土の基地閉鎖法で消滅したことにあわせるように佐世保に配備され、その後順次現在の揚陸艦隊を編成した。

今回の交代配備により戦力の大きな構成の変化はないようだが、ホバークラフト型揚陸艇(LCAC)1隻が追加配備され、佐世保基地のLCACは合計7隻となる。
また、揚陸艦の交代方式は「スワップ」と呼ばれる相互移乗で、フォート・マッケンリーのクルーがそのままトートゥガに移り、トートゥガの乗組員はフォート・マッケンリーに乗り移って米本国に帰る。乗組員の交代による引越し費用(家族の費用も含む)を節約するためという。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


'2006-4-1|HOME|