測量艦が集合した佐世保基地


米海軍佐世保基地の立神岸壁に接岸した測量艦(手前からマリー・シールズ、ジョン・マクドネル、ボウディッチ)(3月5日撮影)

原子力空母ロナルド・レーガンが出港した後の佐世保基地に「常連」となった測量(海洋調査)艦が入港した。それも3隻同時に。

測量艦の入港は昨年12月サムナーが入港して以来で、今年初めての入港となった。
測量艦は、リムピースの調査では昨年1年間5隻が延べ22回入港し、母港艦船を除いた種類別の入港隻数では貨物輸送艦に次ぐ入港回数を記録した。

測量艦の入港は昨年も第1隻目が3月6日(ボウディッチ)であったので、これから入港数が増えてくることが推測できる。それにしても、3隻同時というのは何か理由があるのだろう。
例年冬場に入港が途絶えるのは「持ち場」となっている海域が荒天などで十分な調査活動ができないためだろう。

大型の戦闘艦や補給艦と違って小型の測量艦の運用にとって海上気象の状況は大きな影響を受けるため、比較的に海況が安定する春からが出番になってくるものと思われる。 そういえば、佐世保を出港した測量艦ボウディッチが中国海軍の艦船から東シナ海で追い払われたのも3月(2001年)だった。 今回はそのような物騒な出来事はお断りしたいものだ。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


'2007-3-5|HOME|