戦闘給糧艦ナイアガラ・フォールズ、佐世保に入港


入港する戦闘給糧艦ナイアガラ・フォールズ(3月21日撮影)

戦闘給糧艦ナイアガラ・フォールズが入港した。この補給艦は先月末、佐世保に寄港した空母ロナルド・レーガンとともに行動しているようだ。
今回の入港も、休養のため香港に寄港していた空母ロナルド・レーガン戦闘群(RRCSG)が戦時連合増援(RSOI)訓練や米韓合同訓練「フォール・イーグル」に参加するため日本周辺まで北上してきていることに関連しているのだろう。

佐世保を母港としている揚陸艦のうち輸送揚陸艦ジュノーは一足先に出港し、強襲揚陸艦エセックスも沖合いに移動して弾薬を積み込んだり赤崎岸壁で燃料を積み込むなどの作業を行っている。燃料補給艦ペコスも沖合いに移動して出港準備を行っている。
いずれも空母戦闘群と同様にフォール・イーグルに参加するものと思われる。

朝鮮半島の核開発をめぐる協議が進展しない中、以前から計画していた訓練とはいえ、いたずらに緊張を招く軍事訓練は朝鮮半島の安定につながるものとは思えない。
93年〜94年の核危機の折は米韓統合訓練「チーム・スピリット」を中止することで交渉の進展が確保されたが、今回の場合は訓練を強行することで交渉が進展するとは思えない。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


沖合いの弾薬荷役錨地に移動したエセックス(3月12日撮影)


'2007-3-21|HOME|