原潜キーウエストが佐世保に入港


LCMに押されて米海軍佐世保基地赤崎岸壁に接岸作業中の原潜キーウエスト

原潜キーウエストが3月31日午後、米海軍基地赤崎岸壁に接岸した。
キーウエストは3月25日から韓国や朝鮮半島周辺海域で行われていた米韓合同訓練RSOI/FE(連合戦時増援/フォール・イーグル)訓練に参加していたものと思われる。

訓練は3月31日までの予定だったので、キーウエストは途中で離脱したものと思われる。
その理由は不明だが、入港時や接岸の様子から推測すると、何らかのトラブルに見舞われた可能性がある。

キーウエストには佐世保港口付近まで駆逐艦ステゼムが随伴していたという情報もある。
接岸時に、原潜の上部には複数の潜水員らしい人物や、小銃を構えた兵士が周囲を警戒するなど、通常と違った対応が確認された。

原潜キーウエストはロスアンゼルス級の1隻で、1987年9月に就役してから20年を迎える。
このところたびたび佐世保で器具の損傷や不具合による原潜のトラブルと思われる事例が確認されるが、今回の入港の経緯も明らかにすべきだろう。
少なくとも、監視者の目を遮断するような入港情報の非公表は直ちにやめるべきだ。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(写真は3月31日撮影)


原潜の船尾付近には潜水員らしい人物が確認できた。


艦の中ほどで小銃を持ち、膝立ての姿勢で警戒する兵士


'2007-4-1|HOME|