測量艦、今年も佐世保に集中入港


佐世保重工第6ドックに入渠中のサムナー(手前)と米海軍専用岸壁に
停泊中のボウディッチ(左)とマリー・シールズ(右)(07.5.31 撮影)  

佐世保港に今年も米海軍の測量艦が集中して入港している。
昨年7月には米海軍が運用する7隻の測量艦のうち5隻が集中して入港・停泊したが、今年も4月以降4隻が相次いで入港し、 5月末現在3隻(サムナー、マリー・シールズ、ボウディッチ)が停泊している。
停泊中の測量艦のうちサムナーは4月から佐世保重工のドライドックに入渠し点検と修理を受けているが、そのほかジョン・マクドネル、 マリー・シールズ、ボウディッチが5月になって出入りしている。

昨年1年間に測量艦は5隻が延べ22回入港したことを確認したが、5月末までの入港回数は3回であった。
今年はすでに4隻延べ9回の入港を確認しており、昨年をこの時点では大きく上回っている。

佐世保港への測量艦の入港回数は04年に5月末までに9回、年間では過去最高となる32隻が入港したことを確認したが、 今年はそのペースと同じ回数をカウントしている。
理由としては黄海やフィリピン海周辺への進出が目立つ中国海軍に対抗するため、という見方もできるが、やはり大陸棚のような 比較的浅い海域での原子力潜水艦や水上艦の航行を支援するためではないだろうか。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


'2007-5-31|HOME|