セーフガード、MSC移管後シンガポールへ


佐世保基地立神岸壁で退役準備中のセーフガード

米海軍佐世保基地に配備されている潜水艦救難艦セーフガード(ARS-50)が除籍されることとなった。 7月28日付の米海軍の公式ホームページで明らかにされた。

セーフガードは1985年から就役を始めた同型の潜水艦救難艦4隻の1番艦だが、ほかの3隻はすでにMSC(海上軍事輸送コマンド) に転籍している。
米海軍のホームページによると、セーフガードは7月25日までにすべての兵器類を撤去し終え、9月26日以降、MSCに所属が移る ということだ。

セーフガードは1999年6月、乗組員90名とともに佐世保基地に配備され、現在はARG-1(第一水陸両用群)の指揮下で行動して いた。
2002年6月には日本海・秋田沖に墜落、水没した三沢基地のF16戦闘機を引き上げるため、青森県津軽郡の魚港を拠点に出動した ことがある。
しかし、老朽化に加え、経費削減のため海軍から除籍されることとなったと思われる。

MSCに移管後は4名の海軍士官と26名の民間人乗組員が運営に当たる。都合60名の人員削減効果が見込まれる。
MSCに転籍した後、セーフガードは佐世保基地を離れ、西太平洋輸送司令部(COMLOGWESTPAC)の事務所がある シンガポールに移動するという。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(写真は 07.8.5 撮影)


基地開放日の模擬店に出された「さようならセール」のプラカード


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