原潜2隻が相次ぎ佐世保入港


赤崎岸壁に接岸作業中の原潜「ロスアンゼルス」(9月11日撮影)

佐世保港に原潜2隻が相次いで入港した。
まず最初はロスアンゼルス級の1番艦「ロスアンゼルス」が9月11日、米海軍基地赤崎岸壁に接岸した。
翌日には同級の18番艦「シティオブ・コーパスクリスティ」が佐世保港中央部にある35番錨地付近に短時間漂泊し、 物資などを積み込んだ後、直ちに出港した。

原潜が佐世保港に一時的とはいえ2隻同時に姿を見せたのは約3年前の2004年2月以来となる。
2002年にも原潜「ツーソン」が修理のためと思われる理由で25日間という異例の長期停泊を余儀なくされていた折、 別の2隻の原潜が相次いで一時寄港したことがある。

ロスアンゼルス級の原潜は老朽化などから退役が進められている。佐世保港でも停泊した原潜がメンテナンスや器具の不具合からと 思われる修理作業を受けている様子が時折見受けられる。
原潜の入港情報が一般市民には遮断された中、航海用器具の不具合などのため安全な操船ができない状態で入港するとしたら、 これ以上危険なことは無い。 佐世保市民の安全確保のため、関係情報の開示を行うべきだろう。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


'2007-9-16|HOME|