各地に補給艦の入港相次ぐ


佐世保港内錨地に停泊する貨物輸送艦ポメロイ(POMEROY,AKR-316) (07.11.2 撮影)


米海軍佐世保基地立神岸壁に接岸した戦闘補給艦サンノゼ (07.11.6 撮影)

沖縄や佐世保、横須賀など在日米海軍の基地に補給艦の入港が相次いでいる。先月下旬以降だけで見ても次のとおりとなる。

弾薬補給艦 フリント  佐世保(10月18−20日) 横須賀(22−23日) 天願(25−29日)
  同     キスカ   佐世保(10月23日ー  )
貨物輸送艦 ケープ・ヤコブ 佐世保(10月22−27日)
貨物輸送艦 ステファン・プレス WB(11月2日ー)
車両貨物輸送艦 ポメロイ 佐世保(10月31日ー)
燃料輸送船   マースク・ロードアイランド  横須賀(10月27−29日) 佐世保(11月5日ー)
燃料補給艦   ラパハノック  佐世保(11月4−5日)
戦闘補給艦   サンノゼ  佐世保(11月5日ー)

 フィリピンや日本周辺では米海軍揚陸艦隊と海兵隊による「秋のトレーニング(フォール・トレーニング)」と称する訓練が順次 行われている。フィリピンでは「タラン・ビジョン」「フィブリックス(旧・バリカタン)」が行われ、この後は韓国での「フォール・ イーグル」訓練も取り組まれるだろう。

一連の補給艦の動きはこれらの訓練に対する補給作戦であると思われる。また、インド洋北部・アラビア海での海上自衛隊による補給作戦 が中断したことに伴う動きとも思われる。
いずれにしても、アジアや中東での動きが在日米軍基地の動きと直接関係していることは間違いない。

海上自衛隊による直接的な補給作戦は終わっても、「後方支援基地」である日本のイラク戦争への作戦支援はまだ続いている。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


佐世保基地に入港する燃料輸送船マースク・ロードアイランド(07.11.5 撮影)


'2007-11-6|HOME|