休暇モードの米海軍佐世保基地


常駐艦7隻が停泊する立神岸壁周辺(07.12.18 撮影)


赤崎岸壁に停泊中のミサイル観測艦オブザベーション・アイランド(07.12.18 撮影)


佐世保港中央部の錨地に停泊する事前集積艦ステファン・プレス(07.12.14 撮影)

米海軍佐世保基地には配備艦7隻すべてが戻って、早くも休暇モードに突入したようだ。
基地正面にはイルミネーションが取り付けられ、一足早く戻っていた揚陸艦トートュガには電飾が取り付けられている。そのほかの艦船も 順次「休暇モード」に染まっていくようだ。

このうち強襲揚陸艦エセックスは12月11日、カンボジアに寄港したあと沖縄に立ち寄り戻ってきたが、その折に海水淡水化装置6機を 佐世保基地に搬入した。
佐世保では水不足のため13年ぶりの時間断水が計画されていた。米海軍基地で使用する水は事実上制限給水の対象からはずされているが、 市民感情を考慮して佐世保基地司令官は制限給水に協力する旨の発言をしていた。この淡水化装置搬入はその対策の一つと思われる。

13年前の94年には佐世保市では厳しい時間断水が実施されたが、米海軍基地にはその折にも7機の海水淡水化装置が搬入された。
今回はまだ時間断水までにはいたっていないためか、あるいは予算が不足しているためか、まだ装置は稼動していない。

佐世保港には12月18日現在、配備されている米艦船7隻のほか、貨物輸送(事前集積)艦 MAJ ステファン・プレス、 ミサイル観測艦オブザベーション・アイランドが停泊している。なお、ミサイル観測艦は19日に出港した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


12月18日昼の佐世保港・立神岸壁、米軍艦船の停泊状況
LPD-10:ジュノー、LHD-2:エセックス、MCM-5:ガーディアン、MCM-7:パトリオット、
LSD-49:ハーパーズフェリー、 LSD-46:トートュガ、ARS-50:セーフガード


'2007-12-19|HOME|