佐世保から揚陸艦隊出港


危険物荷役錨地で出港準備中の強襲揚陸艦エセックス (08.1.24 撮影)

 昨年12月から休暇中だった揚陸艦隊が動き始めた。
 1月24日には強襲揚陸艦エセックスとドック型揚陸艦ハーパーズ・フェリー、25日にはドック型揚陸艦トートュガが相次いで出港 した。
 いずれも新年休暇明けのトレーニングをかねた航海のようだが、例年この時期には沖縄周辺海域で海兵隊とのトレーニング「SOCEX」と 「ブルー・グリーン」が行われている。

米海軍佐世保基地に配備されている艦船のうち潜水艦救難艦セーフガードは一足先に出港し、沖縄・那覇軍港に姿を見せている。 周辺で行われる訓練と関係しているものと思われる。

 ところで、佐世保には2月11日、原子力空母ニミッツが入港を計画していることが明らかになった。ニミッツは1月24日に米本土 サンディエゴ海軍基地を出港し、横須賀で定期メンテナンス中の空母キティホークに替わって周辺に展開するという。
「日本周辺に空母のプレゼンスが必要」ということだが、それならばイラク戦争にキティホークが出かけたときは周辺に1隻の空母も いなかったことをどのように説明するのだろうか。
横須賀に原子力空母を配備するための言い訳のために佐世保に入港するのなら、いい迷惑だ。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


'2008-1-25|HOME|