米軍、海上デモ船団を機関銃で威嚇


抗議船団に銃口を向ける佐世保基地の警備艇乗組員(2月11日 速見 撮影)

2月11日朝、米空母ニミッツが佐世保に入港した際、佐世保基地の警備艇1隻が抗議のためニミッツのまわりを周回中の海上デモ船団(27隻、 116人が参加)に対し機関銃の銃口を向け、抗議行動に対する威嚇とも思える警備体制を行っていた。

一昨年(07年)5月に米空母リンカーンが佐世保に入港した際も同様のことがあり、明らかに威嚇行為であると佐世保市を通して米軍 に抗議したことがあった。
これに対して米軍は外務省を通して「日本側の抗議船に対し、殊更威嚇する目的で銃口を向けてのではない。」とし、「自由な発言および 抗議に関する権利を尊重している。」旨の回答をよこして来た。

しかし、「日本文化を理解する」「市民との友好親善が深まることを祈念する」といいながら、今回もまた武器持ち出し威嚇的行為と受け 取られる対応で抗議船団に接してきたことは理解できない。
日本では「友好と親善」のために武器を持ち出す習慣もなければ抗議者に対して銃口を向けるような「文化」はない。

(リムピース運営委員・佐世保 速見篤・佐世保市議)


'2008-2-12|HOME|