駆逐艦ラッセンが長崎に寄港


長崎港・柳埠頭に接岸する駆逐艦ラッセン

2月15日午後3時半、横須賀基地に配備されている米海軍の駆逐艦ラッセンが長崎港・柳埠頭に接岸した。 イージス艦の長崎寄港は3年連続となった。

長崎寄港に対し長崎県と長崎市は寄港を取りやめるように要望していたが「友好と親善のため」として日米地位協定を理由に押し切る形で 入港した。

今回の寄港はもともと横須賀に配備されている巡洋艦シャイローが予定されていたものだが、シャイローが何らかの理由で寄港できなく なったため急遽ラッセンに変わったもの。
ラッセンは13日に横須賀を出港していたので、長崎に直行したものと思われる。

これに対して長崎地区労や被爆者団体は核兵器保有国の軍艦が被爆地に寄港することに強く抗議し、入港時間に合わせて岸壁の前で抗議 集会を開催した。
集会には空母ニミッツの追い出し集会を終えたばかりの佐世保地区労からも多数が参加し、民間港の軍事利用や民間事業者による軍事協力 ・支援を許さない取り組みを呼びかけた。

なお、ラッセンの乗組員は接岸作業を終了した後、用意された観光バスで市内観光に出かけた。

(RIMPEACE編集委員・佐世保) (写真は 08.2.15 撮影)


ラッセンの入港に抗議する集会参加者


乗組員の「友好・親善」用に待機する観光バス。窓に「DDG 82」のプラカードが見える


'2008-2-16|HOME|