原潜ヘレナが佐世保寄港



接岸作業中の原潜へレナ。甲板には銃器を持った2名の兵士が立ち、周囲を警戒している(08.2.16 撮影)

原子力空母ニミッツが出港したばかりの佐世保港に今度は米海軍の原子力潜水艦ヘレナが入港し、米海軍赤崎岸壁に接岸した。

 「原潜が港内を通過中」という連絡を受けて赤崎岸壁付近に出かけるとちょうど接岸作業中で、付近の住民も家の前で様子を見ていた。
 原潜ヘレナは2001年の米本土テロを受けて原子力艦船の入港事前情報が非公開になって以来108隻目の入港となった。

 一方、事前情報の遮断は佐世保地区労など基地の縮小・撤去を求める平和運動団体の抗議行動の機会も奪っている。
 これまで平和運動団体は原潜の入港時間に合わせて対岸の岸壁などで寄港に抗議する集会を行っていたが、情報が非公開 になって以来、このような抗議集会を開く権利も奪われてしまっている。

 今回は付近住民の連絡で接岸する様子が確認できたが、このままでは正当な監視活動の機会すら保障されない。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


'2008-2-16|HOME|