沖縄・佐世保に補給艦などが大集合


佐世保基地立神岸壁の戦闘給糧艦サンノゼ


佐世保港35番錨地の弾薬補給艦シャスタ

米韓合同訓練「Key Resolve/FE」が3月2日から開始されることを前に補給艦や輸送艦が相次いで沖縄と佐世保の米軍基地に姿を 見せている。

このうち沖縄・ホワイトビーチには貨物輸送(事前集積)艦ハリー・マーティン、天願桟橋には貨物輸送艦ケープ・ヤコブが、佐世保に は戦闘給糧艦サンノゼ、弾薬補給艦シャスタ、燃料補給艦ラパハノックとペコスがそれぞれ寄港した。
また、燃料補給艦ジョン・エリクソンは修理のため1月末から佐世保に停泊している。
2月28日現在、沖縄・天願桟橋に停泊したケープ・ヤコブ以外は港にとどまっている。

日本周辺には2月中旬から空母ニミッツを中心とした空母打撃群と強襲揚陸艦エセックスを中心とした揚陸艦隊が展開しているが、これら 2つの艦隊への補給を支え、近く始まる米韓合同訓練に備えているのがこれらの補助・補給艦隊だろう。

在韓米軍を削減する計画や戦時指揮権を米軍から韓国軍に移管するなどの動きが続く中、昨年も指揮所訓練と実働訓練を統合した米韓合同 訓練「ROSI/FE」が行われ、ロナルド・レーガン空母戦闘群とエセックス揚陸艦隊が参加したが、今回も同様な訓練となるのだろう。

しかし、対話と交渉による朝鮮半島の安定化が進められている中、武力を持って威嚇することにどれだけの正当性があるのか、ましてや 市民になんらの情報を示さないまま日本各地の港湾施設を訓練のために使用するのは到底理解され、あるいは支持されるものではない。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(写真は 2月28日撮影)


佐世保基地赤崎貯油所の燃料補給艦ラパハノック


佐世保基地庵崎貯油所の燃料補給艦ペコス


'2008-2-29|HOME|