原潜寄港が相次ぐ佐世保基地


佐世保港中央部35番錨地付近で漂泊する原潜トピカ(3月26日撮影)


赤崎岸壁のヒューストン(3月28日撮影)

佐世保港に原潜の寄港が相次いだ。
3月26日午後には原潜トピカが一時寄港していたが、3月27日午後には原潜ヒューストンが米海軍基地赤崎岸壁に接岸・停泊した。
原潜が2日間続けて寄港することは珍しく、昨年4月に原潜シカゴ(25日出港)とジェファーソンシティ(4月26日一時寄港)以来と なった。

原潜トピカは昨年10月31日横須賀に寄港(11月4日出港)した以降、沖縄・ホワイトビーチ=昨年12月2日、今年2月20日、 同月26日、佐世保=昨年12月28日〜1月4日 と、約6ヶ月間にわたって日本各地の海軍基地に姿を見せていた。
一方原潜ヒューストンは、昨年4月18日に佐世保を出港以降、12月7日に沖縄・ホワイトビーチ寄港するまで約8ヶ月間、姿が確認 されていなかった。
これらのことから、原潜トピカは6ヶ月間の西太平洋海域での哨戒任務を終え本国に戻る前に立ち寄り、一方原潜ヒューストンは12月 から約6ヶ月間の任務期間中の「休養・補給」のために佐世保に入港したものと考えられる。

佐世保には原潜ヒューストンと同日、横須賀に配備されている駆逐艦ラッセンも寄港し、原潜と並んで赤崎岸壁に停泊している。また、 米海軍立神岸壁には3月21日以来、測量(海洋調査)艦ジョン・マクドネルも停泊している。
沖縄には3月に入って測量艦ボウディッチや同マリー・シールズも姿を見せている。
佐世保を母港としている揚陸艦隊の「春季トレーニング」が終了した後、駆逐艦や原潜、測量艦、音響測定艦が一体となって東シナ海や フィリピン周辺海域で行動することも考えられる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


赤崎岸壁の駆逐艦ラッセン(3月28日撮影) 


'2008-3-29|HOME|