佐世保に駆逐艦がまた連続寄港


早朝に入港する駆逐艦カーティス・ウイルバー


出港する駆逐艦フィッツジェラルド(左は弾薬補給艦シャスタ,中央奥は車両貨物輸送艦ポメロイ)

 今年になって米海軍横須賀基地に配備されているミサイル駆逐艦が相次いで寄港している佐世保港に、今年11隻目となる駆逐艦 カーティス・ウイルバー(DDG-54)が15日朝、寄港した。この日の早朝7時には駆逐艦フィッツジェラルドが寄港しており、年間の統計 では過去12年間で最多の寄港回数となった。(これまでは1997年の10隻が最多)
また同日フリゲート艦ルーベン・ジェームスも寄港して、先に到着していた駆逐艦オカーンのそばに停泊した。

 寄港した殆どの駆逐艦が燃料を補給すると早急に出港しており、東シナ海や日本海など周辺で作戦行動を展開していることが推測できる。  一方、ハワイ・パールハーバーを母港としている駆逐艦オカーン(DDG-77)とフリゲート艦ルーベン・ジェームスは4月18日に母港を 出港していたようで、長期航海後の休暇と補給のために寄港したものと思われる。
この2隻はこれから原子力空母ニミッツを中心とした空母攻撃群(CSG)に合流する可能性が高い。

 いずれにしても、日本周辺では北海道サミットと原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀配備をにらんだ海軍艦船の動きが活発化する のではないだろうか。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(写真はすべて 08.5.15 撮影)


赤崎岸壁に接岸したフリゲート艦ルーベン・ジェームス


'2008-5-15|HOME|