空母随伴艦寄港が相次ぐ佐世保


赤崎岸壁に接岸したブリッジ

カリフォルニア州サンディエゴを5月19日に出港した原子力空母ロナルド・レーガンが7月28日から5日間、米海軍基地がある佐世保 港に寄港することが明らかになったが、佐世保港には相次いで空母艦隊の補給艦が姿を見せている。

7月13日には燃料補給艦ラパハノック、同15日には高速戦闘支援艦ブリッジ、同16日には弾薬補給艦シャスタが相次いで寄港し、 岸壁や沖合いで待機している。

空母ロナルド・レーガンは7月初めにフィリピン領海を離れた後、7月6日にはグアム・アガナ港、14日には韓国・プサン港に寄港して いるが、その間随伴戦闘艦や補給艦は佐世保や横須賀、沖縄・ホワイトビーチに寄港を繰り返している。

 この間の空母攻撃群(RRCSG)の動きを見ていると、北海道サミット警戒に加え、北京オリンピックも「警護」の対象としているのでは ないかと思われるほどだ。

 この夏、横須賀に配備を計画されていた原子力空母ジョージ・ワシントンが火災事故のため数ヶ月の修理を要すると見られているが、 その間の代役として走り回っているものと思われる。
 配備予定の横須賀ではなく今年2月の原子力空母ニミッツに続いて寄港地に日本本土西端にある佐世保を選んだのは、火災事故で広がっ た「原子力空母の安全性」に対する疑問と不安を押さえつける狙いもあるのだろう。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(写真は7月16日撮影)


港中央部39番錨地付近のシャスタ


'2008-7-16|HOME|