米空母ロナルド・レーガンが佐世保に寄港
艦載機を積み込んで佐世保に入港する空母レーガン
米海軍の原子力空母ロナルド・レーガン(CVN-76)が7月28日、駆逐艦ハワード(DDG-83)とともに米海軍佐世保基地のある佐世保港に
寄港した。
ロナルド・レーガンは昨年2月にも佐世保港に寄港しているが、佐世保港には今年2月11日、同型の原子力空母ニミッツ(CVN-68)が
寄港していた。
佐世保港に同じ年に原子力空母が2隻寄港するのはエンタープライズとカール・ビンソン以来25年ぶりとなった。
ロナルド・レーガンは5月19日にカリフォルニア州サンディエゴ海軍基地を出港し、当初はエイブラハム・リンカーンと交代するため
アラビア海など第5艦隊のエリアに向かうものと思われていた。
しかし6月下旬に香港に寄港して以降、フィリピンでの台風救難、7月初旬グアム・アガナ港、中旬韓国・プサンなど各地の港に相次いで
寄港していた。
今回の寄港目的は「乗組員の休養」ということも含まれているが、1月間の間に3回もの「休養」が必要というのでは佐世保に寄港し
なければならない理由にはならないだろう。
やはり、火災事故で遅れている原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀配備との関連があるのだろう。
空母艦隊(RRCSG)の司令官は取材に当たったマスコミとの会見で「当初からの計画」であること強調していたが、火災事故を起こした
ジョージ・ワシントンに代わって展開することが当初から予定されていたとは思われない。
東アジアに空母戦力の空白を作らないということを言いたかったのだろう。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)(08.7.28 撮影)
佐世保港の中央部に投錨した空母レーガン
'2008-7-29|HOME|