新型補給艦シェパード、佐世保に寄港
39番錨地付近に停泊して弾薬補給する新型補給艦アラン・シェパード(T-AKE 3)
米海軍の新型補給艦アラン・シェパードが10月10日、佐世保港中央部付近の39番錨地に停泊していることが確認された。
新型補給艦は艦船の種類を表す記号が「AKE」と記され、貨物と弾薬を同時に補給するという、これまでにない新しい補給艦の種類と
いえる。
米海軍のホームページによれば、キラウエア級の弾薬補給艦とマーズ級の戦闘(食糧)補給艦の機能を併せ持ち、ヘンリー・J・カイザー
級の燃料補給艦とともに空母戦闘群などの補給に当たるという。
アラン・シェパードは2006年6月から配備が開始された貨物弾薬補給艦ルイス・アンド・クラーク級の3番艦で、2007年6月
に就役し、今年9月28日には原子力空母ジョージ・ワシントンが入港した直後の横須賀港に寄港している。
アラン・シェパードはその後、ジョージ・ワシントンが10月5日から韓国・プサンで行われる国際観艦イベントに向けて出港したこと
にあわせるように、10月3日に横須賀を出港していたが、同イベントの終了(10日)とともに佐世保に寄港したものと思われる。
また、アラン・シェパード入港に前後して、佐世保港にはヘンリー・J・カイザー級の燃料補給艦ラパハノックとキラウエア級の弾薬補給
艦キスカも寄港した。
原子力空母の横須賀配備で米海軍基地がある佐世保港の動きも艦隊補給支援基地として変化するのだろう。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)(写真は 08.10.10 撮影)
庵崎貯油所のラパハノック(T-AO 204)
35番錨地のキスカ(T-AE 35)
'2008-10-11|HOME|