音響測定艦が佐世保に寄港


赤崎岸壁に停泊中のロイヤル(12月12日撮影)

12月12日朝、米海軍が運用する音響測定艦ロイヤル(LOYAL TAGOS-22)が米海軍佐世保基地の赤碕岸壁に接岸していることが確認され た。
ロイヤルは今月7日に沖縄県那覇市・那覇軍港に停泊していたことが確認されていた。

沖縄周辺海域では12月4日から7日(当初発表は6日)まで日米合同対潜水艦訓練が行われ、米海軍から駆逐艦4隻、フリゲイト、潜水 艦、音響測定艦各1隻が参加していた、という。
参加した音響測定艦がロイヤルだったと見られる。 また潜水艦は12月2日と8日にホワイトビーチ基地に寄港した原潜ブレマートン(BREMERTON SSN-698)と思われる。

佐世保には9日に海兵隊の事前集積艦ステファン・プレス(MAJ STEPHEN W PRESS T-AK-3007)が入港したが、同艦は空母に 見立てた「標的艦」として参加していた可能性が高い。

日米合同対潜水艦訓練とは米海軍の空母を日米合同で護衛する訓練に他ならない。
潜水艦探知能力などから、実質的には米海軍の作戦統制の元に海上自衛隊が組み込まれており、「専守防衛」という日本の防衛政策の基本 に逸脱するものだ。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


那覇軍港に寄港中のロイヤル(12月8日撮影)


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