佐世保から揚陸艦隊が出港


1月27日にホワイトビーチに入港した揚陸艦3隻。左からエセックス、ハーパーズフェリー、トートュガ。
ハーパーズ・フェリーの後部甲板にもCH46輸送ヘリが積まれている。(2009.1.28 撮影)

米海軍佐世保基地に配備されている揚陸艦隊が1月26日、一斉に出港した。
出港したのは強襲揚陸艦エセックス、ドック型揚陸艦ハーパーズ・フェリー、同トートュガの3隻だ。
港中央部や港外でLCAC(ホバークラフト方揚陸艇)を積み込み、上空にはエセックスに搭載しているヘリコプターHH60も飛び交う中での出港 となった。

エセックスなど3隻は28日には沖縄・ホワイトビーチ基地に相次いで寄港し、早速海兵隊との訓練準備が始まった。
今後しばらくは沖縄近海やグアム周辺で海兵隊とのトレーニング(ブルー・グリーン、SOCEX)を行うだろう。

揚陸艦隊は米海軍のホームページによれば例年の「春季パトロール」に出かけるとのこと。 これまでの揚陸艦隊の動きから推測すると、これから東南アジアの諸国との2国間訓練が予定されていると思われる。
昨年はフィリピンでの「バリカタン」訓練やタイでの「コブラゴールド」訓練、さらには旧アセアン6ヶ国との「CARAT」が行われるのだ ろう。
昨年はビルマを襲ったハリケーン被害の救援のため5月にはアンダマン海にとどまっていたが、結局ビルマ軍事政権から支援を拒否され ていた。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


2009-1-29|HOME|