補給艦が佐世保に連続寄港


危険物荷役を記す赤旗を揚げて停泊した弾薬補給艦フリント


食糧倉庫がある立神6号岸壁に接岸した戦闘給糧艦サンノゼ

米海軍基地がある佐世保港に原子力空母ジョン・C・ステニスの寄港が今月末に予定されているが、その佐世保港に各種補給艦の寄港が相次いでいる。
寄港しているのは戦闘給糧艦サンノゼや弾薬補給艦フリントなど。

空母ジョン・C・ステニスは1月13日に母港のワシントン州エベレット海軍基地を出港していたが、すでに東シナ海で行動中とのこと。
空母には巡洋艦、駆逐艦も随伴しているが、この空母戦闘群の行動を支えるため各種補給艦が走り回っている。

佐世保基地には大規模な燃料補給廠があるが弾薬や食糧の備蓄量は大きくない。
それでも東シナ海やフィリピン海で行動する艦隊の支援基地で最も近いのが沖縄・ホワイトビーチ基地と佐世保基地だけという状況から補給艦の寄港が相次いでいるのだろう。

イラクでの戦争が縮小される見通しの中、米海軍の戦力の象徴ともいえる空母攻撃群が新たな任務を求めて東・東南アジアでの行動を拡大することも考えられる。
佐世保基地には昨年の春、周辺で2つの空母攻撃群が行動したときは燃料補給艦など各種補給艦が集中して寄港していた。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(写真は 08.2.16 撮影)


東シナ海にいるジョン・C・ステニスの連絡輸送機C2は嘉手納基地から空母に向かう


'2009-2-16|HOME|