米海軍の空母が佐世保に寄港
佐世保港35番錨地付近に停泊したジョン・C・ステニス
2月27日朝、米海軍の原子力空母ジョン・C・ステニス(John C Stennis CVN-74)が米海軍基地のある佐世保港に入港し、港中央部
35番錨地付近に停泊した。
米海軍の空母は06年以降毎年寄港しており、今回の寄港も昨年7月の空母ロナルド・レーガン(Ronald Reagan CVN-76)以来の寄港と
なった。
ステニスは1月13日、母港である米国ワシントン州ブレマートンを出港し、2月17日には中国・香港に寄港していた。
今回の佐世保寄港の目的に「乗組員の休養」とあるが、香港出港からわずか1週間での「休養のための寄港」というのは説得力のある
説明とはいえない。
日本には米海軍横須賀基地に昨年9月以来原子力空母ジョージ・ワシントンが配備されているが、同空母は火災事故で受けた損傷を修理
中で行動できないと思われるため、ジョン・C・ステニスがアジア・西太平洋でのプレゼンス維持のため派遣され、デモンストレーションの
目的で寄港したと考えるのがわかりやすい。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)(写真は 09.2.27 撮影)
海保と警備艇に囲まれ入港するジョン・C・ステニス
'2009-2-28|HOME|