空母の佐世保寄港にともなう補給艦の動き


佐世保基地赤崎岸壁に停泊する燃料補給艦ペコス(09.2.26撮影)


佐世保基地を出港する戦闘給糧艦サンノゼ(09.2.27撮影)

2月27日から佐世保港に寄港していた米海軍の原子力空母ジョン・C・ステニスは3月3日、雨の中を出港し、東シナ海へと南下して 行った。
空母の停泊期間中、随伴護衛艦と思われる駆逐艦なども寄港していたが、このほかに艦隊の洋上での運用を支援する各種補給艦の寄港も 連続していた。

以下、空母ジョン・C・ステニスの寄港前後に確認された補給艦を列記する。

 
2月24日〜25日   大型タンカー  ロード・アイランド(TーAOTー  )
2月25日〜27日   戦闘給糧艦   サンノゼ(TAFS−7)
2月26日〜3月4日   燃料補給艦   ペコス(TAO−197)
3月4日〜3月5日    戦闘給糧艦   サンノゼ(TAFS−7)
3月4日〜       弾薬補給艦   キスカ(TAK−35)
このほかにも事前にロード・アイランドや弾薬補給艦フリント(TAK−32)が寄港しており、佐世保を拠点に大量の補給が行われて いたことがわかる。

これまで佐世保に空母が寄港するときは米本土から随伴してきた大型の高速戦闘支援艦が同時に寄港していたが、今回はもともと周辺に 展開している補給艦だけで支援することになったのだろう。
米海軍予算の節約がこのようなところにも垣間見える。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


佐世保基地から出て行く空母ジョン・C・ステニス(09.3.3 撮影)


'2009-3-6|HOME|