掃海艦4隻が集合した佐世保基地


立神(India)10号岸壁のアベンジャー(MCM 1)


立神岸壁に4隻そろった掃海艦。左からディフェンダー、パトリオット、ガーディアン、アベンジャー
 

7月13日、米海軍佐世保基地に米海軍の掃海艦4隻が集合した。
6月25日に出港していたディフェンダーが13日に戻ってきた。7月8日に本国から来たアベンジャーとあわせて、新顔の掃海艦が2隻 となった。

これまで佐世保基地には1996年2月以来、掃海艦2隻(ガーディアン、パトリオット)が配備されている。
2隻の掃海艦はこれまで日本周辺での掃海訓練のほか、この数年は韓国や東南アジア諸国での二国間訓練に参加していた。
また、東南アジアへの訓練参加が増加することにあわせ、沖縄県与那国島など先島諸島への寄港を繰り返している。
また、韓国で行われているキーリゾルブ/フォールイーグル訓練では訓練に先立ち、揚陸艦や戦闘艦の進入路確保のための掃海作業を行って いる。

今回の派遣について米海軍佐世保基地は展開する期間を明らかにしていないが、短期間で移動する気配はない。
当面は2組の掃海艦隊が佐世保を拠点に作戦展開することが可能になる。
朝鮮半島での作戦を念頭に置くならば、朝鮮半島の東側(日本海)と西側(黄海)で同時に掃海作戦を展開することが可能になる。

今回の派遣が朝鮮半島の状況に対処するためのものであるならば、軍事的緊張をさらに煽ることになる。
これ以上の軍事的対処策の拡大はお断りだ。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(09.7.13 撮影)


2009-7-13|HOME|