佐世保港に音響測定艦と輸送艦

 


1年ぶりの佐世保寄港となった音響測定艦ビクトリアス

8月6日、米海軍佐世保基地の立神岸壁に音響測定艦ビクトリアス(Victorious T-AGOS-19)と高速輸送艦ウエストパック・エクスプレ ス(WestpacExpress T-AKR)が接岸しているのが確認された。
 音響測定艦ビクトリアスは昨年8月以来、音響測定艦としては4月の寄港したインペッカブル(Inpeccable T-AGOS-23)以来の寄港とな った。

 音響測定艦は07年までは年間0〜1隻が佐世保に寄港する程度だったが、昨年は1月、8月、12月と3隻が寄港していた。これまで 音響測定艦は横浜と沖縄・那覇軍港を主要な活動拠点としていたようだが、佐世保に寄港回数が増えたのは調査・活動海域が変わったこと を示すものかもしれない。

 また、高速輸送艦ウエストパック・エクスプレスは海兵隊の輸送用にチャーターされた高速フェリーで、沖縄・那覇軍港を拠点としてお り、佐世保には07年1月以来の寄港となった。
これまでWPエクスプレスが佐世保に寄港するときは機関の故障調整や燃料補給の途中の場合が多く、米韓合同訓練の途中に寄港したときは 韓国軍兵士が乗艦している様子も確認されていた。今回の寄港理由は明らかにされていない。

 このほか佐世保には原子力潜水艦パサディナが8月3日から、弾薬補給艦シャスタが8月6日から寄港している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保) (写真は 09.8.6 撮影)


立神岸壁に停泊する高速輸送艦ウエストパック・エクスプレス


2009-8-7|HOME|