揚陸艦デンバー、佐世保帰港

 


立神岸壁に接岸したデンバー


いっぱいになった立神岸壁

ドック型輸送揚陸艦デンバー(LPD−9)が9月4日朝、帰港しているのが確認された。これで、佐世保基地に配備され ている艦船はすべてがそろった。

米海軍佐世保基地に配備されている揚陸艦は、ドック型揚陸艦トートュガ(LSD−46)が8月7日、強襲揚陸艦 エセックス(LHD−2) が8月17日、ドック型揚陸艦ハーパーズ・フェリー(LSD−49)が8月31日にそれぞれ帰港していた。 揚陸艦のうちハーパーズフェリーは東南アジア諸国での訓練「CARAT」に出かけ、ほかの3隻はオーストラリアで行われた二国間訓練 「タリスマン・セーバー2009」に参加していた。

タリスマン・セーバー終了後はそれぞれアジア・太平洋地域の各国の港に寄港していたが、デンバーだけは台湾で起きた台風災害の救援に 、ヘリ4機を積んで沖縄から台湾に向かった。その後デンバーは東京都の防災訓練に参加してから佐世保に戻って来た。
揚陸艦がこれほど三々五々に帰ってきたのは珍しい。

なお、佐世保基地の立神岸壁にはこのほか掃海艦4隻が接岸している。また、赤崎岸壁には燃料補給艦ペコス(T−AO−197)が 9月3日寄港し、港中央部には弾薬補給艦フリント(T−AE−32)とキスカ(T−AE−35)が長期間停泊している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保) (9月4日撮影)



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