朝長則男　佐世保市長様

原子力潜水艦寄港時の核兵器搭載の有無の確認について

2009.10．７

リムピース 　　 　　　　　　　　　

前福生市議　遠藤洋一　

相模原市議　金子豊貴男

　大和市議 　岡本聖哉　

岩国市議 　田村順玄　

佐世保市議　速見　篤　

市民の暮らしと安全を守るための日ごろからのご活動に敬意を表します。

さて、新聞などマスコミの報道でご案内のとおり、核兵器の日本持込についてさまざまな問題が明らかになってきました。

これまで日本政府は、非核３原則に基づく核兵器持込の有無を確認する軍港等所在の自治体の問い合わせに対して、「事前協議」が無いことをもって核兵器の積み込みはない、と回答してきました。

しかし政権交代後の日本政府は周知のように、日米間で「核の持ち込み」について密約があったかどうかの調査を開始しました。

もし、核兵器の持込を国民に知らせず、暗黙の了解事項として認めていたとすれば、「事前協議」が行われないことをもって「核の持込」がないとは言えないことは明らかです。また、米国政府は１９９１年の大統領声明のなかで「艦船配備の核兵器はすべて陸上に移動する。しかし、戦時には〔原子力潜水艦などに〕再配備する」としています。つまり、米海軍の原子力潜水艦には核兵器が搭載されている可能性が常にあるといえます。

つきましては、米軍基地を抱える自治体議員のネットワークであります「リムピース」として、米海軍佐世保基地への米原子力潜水艦の入港に関して、港湾法第１２条第２項に定める港湾区域を良好な状態に保全する義務、および港湾管理者としての自治体の長の権限に基づき、市民の平和な暮らし守るために、原子力潜水艦寄港の前に、核兵器が搭載されていないかどうかの確認を行っていただくよう、要請します。

（以上）