ピューマ2機積んだ最新型の弾薬補給艦、佐世保に寄港


佐世保港内35番錨地付近に停泊する弾薬貨物補給艦カール・ブラッシャー(T-AKE-7)


カール・ブラッシャーの後部甲板には輸送ヘリ SA 330J PUMA が2機載っていた
 

雨で視界が悪い11月17日、ルイス&クラーク級でも最新の弾薬貨物補給艦カール・ブラッシャー(CARL BRASHEAR) が 港中央部の35番錨地付近に停泊していることが確認された。
カール・ブラッシャーはキラウエア級の弾薬補給艦とマーズ級の戦闘給糧艦の機能を併せ持つものとして建造されたもので、最近配備され たばかりだ。

佐世保港にはこれまでL&C級の弾薬貨物補給艦アラン・シェパード(ALAN SHEPARD T-AKE-3)が、10月から11月にかけて原子力空母 ジョージ・ワシントンが沖縄周辺海域などに展開したときは、補給のために度々寄港していた。
今回寄港したカール・ブラッシャーは今年3月に配備されたばかりの最新の補給艦で、日本の港に寄港するのは初めてと思われる。

積んでいる輸送ヘリ・ピューマは、補給艦から航海中の艦へのスリング空輸を行うCH46ヘリが不足しているために、MSCが民間会社 と契約して導入したもの。この種のヘリとしては珍しく、ドブネズミ色ではなく白く塗られている。

なお、カール・ブラッシャーが寄港した前日の16日には「旧型」の弾薬補給艦フリント( FLINT T-AE-32)が入港していた。 新旧の弾薬補給艦がそろって停泊したのも初めてのことだろう。

(RIMPEACE編集委員・佐世保) (09.11.19 撮影)


「旧型」の弾薬補給艦フリント(T-AE-32) も佐世保港に停泊中だ


2009-11-21|HOME|