音響測定艦の寄港が相次ぐ佐世保港
米海軍立神岸壁にそろって停泊した音響測定艦。奥にインペッカブル、右手前はロイヤル(1月23日撮影)
佐世保港に米海軍の音響測定艦(AGOS)が相次いで寄港している。
1月になって8日には昨年末からから寄港していたエフェクティブ(EFFECTIVE T−AGOS−21)が出港し、12日には
ロイヤル(LOYAL T−AGOS−22)が寄港。また、23日にはインペッカブル(IMPECCABLE T−AGOS−23)
が寄港し、2隻の音響測定艦がそろうことになった。(ロイヤルは23日午後出港)
音響測定艦はこれまで佐世保港に寄港することはまれで、05年は0隻、06年1隻、07年1隻、08年3隻であったが、昨年は11回
と、リムピースが把握している中で過去最高の寄港回数となっていた。
今年もすでに2隻が寄港している。
これまで音響測定艦は横浜港を拠点に沖縄・那覇軍港に度々寄港していた。
想像するところでは、東シナ海や南シナ海での潜水艦探知を任務としてたものと思われるが、この海域で行動する潜水艦といえば米国と
中国のものだけであろうから、主な対象は中国の潜水艦ということになる。
昨年からこの音響測定艦が佐世保に相次いで寄港を始めた理由は不明だが、潜水艦探知の任務海域が変更されたか、あるいはメンテナンス
や補給に都合がいいからというだけかもしれない。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)
2010-1-24|HOME|