佐世保に補給・補助艦船が集中


弾薬荷役作業中のブリッジと入港するステファン・プレス(3月2日撮影)


チリで起きた地震に伴う津波警報が発令された2月28日以降、佐世保港に補給・補助艦が相次いで寄港した。
 2月28日には空母ニミッツ(NIMITZ  CVN−68)の補給に当たっている高速戦闘支援艦ブリッジ(BRIDGE  T−AOE−10)と音響測定艦ビクトリアス(VICTRIOUS  T−AGOS−19)が、3月1日には測量(海洋調査)艦 パスファインダー(PATHFINDER  T−AGS−60)が寄港した。

 さらに3月2日朝、海兵隊の事前集積(貨物輸送)艦ステファン・プレス(USNS Maj STEPHEN W PLESS   T−AK−3007)が寄港し、港中央部の35番錨地付近に停泊した。

音響測定艦ビクトリアスは津波警報が解除された翌3月1日出港した。 佐世保には1月18日から測量艦ブルース・ヒーゼン(BRUCE C HEEZEN  T−AGS−64)が佐世保重工のドライ ドックで点検・修理を受けており、以前から停泊している掃海艦2隻(アベンジャー、ディフェンダー)と補助・補給艦4隻が停泊する こととなった。

 このうちブリッジは天候が回復した3月2日、39番錨地付近で専用コンテナに収納された弾薬などの荷役作業を行っているが、 空母ニミッツ打撃群(CSG)への補給に伴う作業と思われる。
 また、入港した事前集積(貨物輸送)艦ステファン・プレスの甲板には自走ポンツーンと思われる舟艇が搭載されているが、2月15日 に沖縄・天願桟橋を出港したときと積荷が変わった様子は見えない。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


米海軍佐世保基地立神岸壁に接岸したパスファインダー


手前のドライドックにはBCヒーゼンが(3月1日撮影)


2010-3-3|HOME|