新型補給艦の寄港が相次ぐ佐世保基地
米海軍佐世保基地赤崎岸壁に接岸した貨物弾薬補給艦アメリア・イヤーハート(2010.5.27 撮影)
5月27日朝、 新型の貨物弾薬補給艦アメリア・イヤーハート( AMELIA EARHART
T-AKE-6)が佐世保に初寄港したが、このところ、米海軍佐世保基地に新型のルイス&クラーク級貨物弾薬補給艦の寄港が相次いでいる。
今年3月以降だけで見ると5月27日までに3隻述べ9回の寄港が確認されている。3月には韓国で米韓合同訓練が行われたが、その
準備と思われる期間からわずか3月の間に9回もの寄港というのは異常なほどの集中寄港だ。
2008年から3月〜5月に弾薬補給艦が集中寄港する傾向は続いていたが、 退役が進められているキラウエア級の弾薬補給艦も3回
(1隻)寄港しており、合計すると12回(同期間、08年は8回、09年は7回)に上る。
貨物弾薬補給艦の場合、停泊地が赤崎岸壁の場合は食糧や燃料の補給、港中央部の39番錨地の場合は危険物荷役、と停泊地を使い分け
ているようだ。
このほかにも潜水艦の捜索を専門にしている音響測定艦の寄港も増加している。3月に朝鮮半島西海岸で起きた韓国海軍
の哨戒艦沈没事件が朝鮮共和国(北朝鮮)の潜水艦から発射された魚雷によるもの、との報告と関連しているのかもしれない。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)
2010-5-29|HOME|