エセックスが佐世保帰港


新しい岸壁に接岸したエセックス

日米統合演習に出かけていた強襲揚陸艦エセックス(ESSEX LHD−2)が14日午後、佐世保基地に戻り、完成したばかりの 新しい岸壁に接岸した。

新しい岸壁はこれまでエセックスなど大型の艦船が停泊していた立神係船地の東にある平瀬係船地を埋立て造成して建設されていた。
立神岸壁は旧海軍時代の大正年間に建設されたもので、岸壁の幅は狭く、付帯する擬装用のクレーンなどは建設当時のものがそのまま 使用されていた。
また、支援設備なども旧態化していた。

名目上は、接収使用している立神係船地の岸壁の一部を返還することに伴う代替設備、ということだが、大幅な機能強化であることは 言うまでもない。
また、係船地の入り口も広くなり、艦船の出入りなど運用上の都合も向上している。
今後、付帯設備などの新設が続くものと思われるが、余裕が生じた立神係船地の岸壁に新たに艦船を配備することも考えられる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(10.12.15 撮影)


これまで停泊していた立神岸壁。停泊しているのは音響測定艦ロイヤル


2010-12-15|HOME|