救援物資輸送の米海軍補給艦、佐世保寄港
赤崎岸壁に接岸した貨物弾薬補給艦マシュー・ペリー(3月17日撮影)
今日17日午前、貨物弾薬補給艦マシュー・ペリー(T-AKE-9 MATTHEW PERRY)が入港した。
米海軍のHPによると、日本海で人道支援・災害地救援作戦「トモダチ」に当たっている強襲揚陸艦エセックスに、
救援物資を洋上で補給したという。
マシュー・ペリーは3月10日に停泊していた佐世保港中央部の35番錨地付近から出港していた。
この時期は韓国で行われていた米韓合同訓練「キー・リゾルブ」が終了した後で、引き続き行われる米韓合同訓練「フォール・イーグル
」への支援のため出港したものと思われる。
そこに突然起きた東日本大地震と津波災害に、強襲揚陸艦エセックスなどの揚陸艦が救援のため日本海に展開したことに伴い、急遽
補給活動に当たっていたものと思われる。
米海軍のHPによると「(放射能汚染など)環境に配慮しながら」救援活動を行うとしているが、当然原子力発電所の災害の拡大しだい
では「非戦闘員退避(NCE)」作戦に切り替わるだろう。
なお、3月13日現在、韓国・プサンにはワトソン級の事前集積艦(艦名不明)1隻と燃料沿岸部輸送システム艦ウィーラー
(T-AG-5001 VADM K R WHEELER)が待機している。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)
韓国・プサン港に停泊している事前集積艦(左)と輸送システム艦(右)(3月13日撮影)
2011-3-17|HOME|