駆逐艦、佐世保にイレギュラーな入港


横須賀に配備されているミサイル駆逐艦ジョン・S・マケイン(3月23日撮影、赤崎岸壁)

横須賀に配備されているミサイル駆逐艦ジョン・S・マケイン(DDG 56)が23日午前、佐世保に入港した。
今回の入港と補給について関係者の話しでは「イレギュラーなもの」と受け止められている。
横須賀に配備されている原子力空母ジョージ・ワシントンが修理を切り上げて出港し、事実上、横須賀を放棄したような状態となってい る。
この結果、補給についても横須賀ではなく関東・東海沖からはるか離れた佐世保に補給を受けに来たのだろう。

米海軍のHPによると、佐世保に配備されている強襲揚陸艦エセックスほか3隻の揚陸艦は日本海から太平洋に活動拠点を移しているが、 併せて乗組員の放射線被爆に対処するためグアムやハワイ米本土から放射線管理チームを乗艦させてモニターを行っているという。

なお、エセックスESGとロナルド・レーガンCSGへの補給に当たっていると思われる補給艦の佐世保寄港状況は次のとおり。
貨物弾薬補給艦マシュー・ペリー(T-AKE-9)   3月17日入港 同18日出港
貨物弾薬補給艦カール・ブラッシャー(T-AKE-7) 3月18日入港 同21日出港
燃料補給艦ペコス(T-AO-197)          3月19日入港 同21日出港
高速戦闘支援艦ブリッジ(T−AOE-10)      3月21日入港 同23日出港

このほか、高速輸送艦ウエストパック・エクスプレスが3月19日に一時寄港した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


ロナルド・レーガンの補給に当たっている高速戦闘支援艦ブリッジ(3月22日撮影、赤崎岸壁)


2011-3-23|HOME|